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【イベントレポート】植物デジタル体験会 #01
本イベントは、KonelとIZUTSUYAが、2027年の国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)に向けた“植物 × デジタル”の先行体験として企画したものです。
会場:東京・下北沢「砂箱」/日時:11月14日(金)12:00~19:00/各時間10名といった少数制で開催。
イベント概要
プラントハンター西畠清順氏の世界的なプラントハント活動 x 最新デジタル技術を体験するイベントを開催しました。KonelのクリエイティブスタジオとIZUTSUYAの3D技術が融合し、植物の新しい鑑賞・記録方法を提案する体験型イベントとして、定員は満席となり大盛況のうちに幕を閉じました。
イベントハイライト
①3面スクリーン/没入型360度動画体験
メインフロアの3面プロジェクションスクリーンにより、訪れた参加者は “プラントハント” の旅をまるで自分自身が体験しているかのような没入感で視聴しました。西畠氏が世界各地で撮影した植生・希少植物・その環境の映像が360度の視点で展開され、植物が持つ圧倒的な存在感と、旅の躍動感が融合。
この視覚体験によって「植物を探す/発見する/スキャンする」という次のアクションへと、参加者の意識が自然と移行する設計となります。

②3Dスキャンデータ&透明ディスプレイ体験(xTrace活用)
映像上映に続いて、参加者は透明なディスプレイ上に浮かび上がるまるでホログラムのような3D植物アセットに、手をかざす・動かすと反応するという近未来的体験をしました。非接触操作が可能なインターフェースとして、xTraceディスプレイが活用されており、スキャンされた植物データが“物理的ではないのにそこにある”ように感じられる演出を行いました。

このパートでは、単なる映像/静的展示ではなく、参加者自らが“触れて動かして体験する”構成が採られており、植物のデジタル化・体験価値の再構築を体感として提示しました。
③植物図鑑デモ版お披露目(3Dasset.io連動)
さらに、会場では“植物のみ”を対象としたデジタル図鑑プロジェクトのデモ版が披露されました。3Dasset.io上に蓄積された1000点超(現時点で非公開データ含む)とされる植物スキャンデータをベースに、植物の形状・生態・環境を、ユーザービリティの高いUI/UXとして閲覧できるインターフェースが紹介されました。
この図鑑は、単に3Dモデルを並べるだけでなく、「旅」「スキャン」「デジタルアーカイブ」「体験価値」というストーリーを含んだプラットフォームとして位置づけられており、今後の活用(展示・教育・販売)への振り幅を感じていただき、業界関係者に新たなアイディアを持っていただくきっかけ作りを行いました。
④コラボレーションの具現化と満席の反響
本プロジェクトでは、Konelのクリエイティブスタジオ/空間演出力と、IZUTSUYAの3Dスキャン・アセット技術の“掛け算”されたことにより、予想以上の効果を発揮しました。両社の強みを活かし引き続き様々な仕掛けを行なっていく予定です。
来場者の反応
- 満席での開催: イベント枠は全て埋まり、高い注目度を証明
- 没入感のある体験: 3面スクリーンとxTtraceによる3Dアセットの組み合わせが好評
- 新しい植物鑑賞の可能性: デジタル技術による植物文化の新たな展開への期待