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【産業向けVRトレーニング】ラインナップを拡充 —「VRドローン操縦」「VR懐中電灯(暗中探索)」
当社では、産業現場における教育・安全トレーニングを高度化するため、「VRドローン操縦訓練」 および 「暗中探索VR(VR懐中電灯)」 の2つの新サービスを正式リリースいたしました。
当社の強みであるフォトメトグラフィー、3D Gaussian Splatting、4D Gaussian Splattingを活用した3Dスキャニング技術および デジタルツイン生成サービス と連携することで、企業向けにより現実に近い産業VRトレーニング環境を提供してまいります。
■ 背景:危険作業 × 訓練不足を「産業用VR」で解決
建築現場などでドローンを用いた点検・測量・警備、そして工場・倉庫・プラントなどの暗所作業は、「高難度 × 高リスク × 人手不足」 という課題を抱えています。
当社でこれまでに培った
- 高精度3Dスキャニング
- 産業空間のデジタルツイン構築
- i-Construction領域における点群データ・BIM活用
といった技術を基盤に、企業ニーズに応えた現場の負荷とリスクを軽減する 産業VR訓練パッケージ の開発と提供をしてきました。今回の新サービス追加により、産業向けVRトレーニングの幅をさらに強化しこの領域の事業の加速をいたします。
■ 新サービス①:VRドローン操縦訓練
実際のドローンコントローラーを使用し、VR空間内で高度かつ安全な操縦訓練が可能です。
主な特徴
- 実機と同じ操作性で初心者〜プロまで対応
- 天候・衝突・落下の心配がなく 繰り返しトレーニングが可能
- 室内・屋外・高所・狭所など、多様なシナリオをVR化
弊社指定の VRゴーグル/コントローラー/無線レシーバー の使用が必要です。
今後のアップデート予定
- 強風・雨・濃霧の 悪天候モード
- 火災点検シナリオ
- カスタム訓練コースの追加
- 企業ごとの 専用VRフィールド構築
また、ご要望によっては当社の3Dスキャニング技術を活用し、実在する工場・倉庫・建設現場をそのままVR化することも可能です。
■ 新サービス②:暗中探索VR(VR懐中電灯)
真っ暗な工場・地下空間・倉庫などを、懐中電灯の光だけで探索する暗所作業向けの危険予知・安全訓練VR を提供します。
主な特徴
- 停電・視界不良・暗所作業時のミスを VRで事前にシミュレーション
- ライトの光量・照射角・揺れなど、現実と同等の物理挙動を再現
- 危険物発見・導線確認・ルート判断などの行動訓練に最適
- 実際の工場・倉庫の3Dデータから カスタム空間の自動生成も可能
■ IZUTSUYAの既存サービスとのシナジー
当社ではすでに以下の 産業×VR×3D技術 を提供しています。
- 3Dasset.io:高精度3Dデータのアーカイブ・閲覧・販売
- Gaussian Splatting Lab:既存のフォトメトグラフィーに加え、3D/4D Gaussian Splattingによる高精度3Dスキャン
- i-Construction関連サービス:点群データ取得、展開図やBIM変換、外観3Dパース制作、現場DX支援
今回の新サービスはこれらと密接に連携し、
- 実在空間をスキャン → VRドローン訓練フィールドへ変換
- 工場内の暗部を3D化 → 暗中探索VRとしてトレーニング
- 企業専用の オーダーメイドVR訓練空間 を構築
といった形で、「産業DX × VR教育」エコシステム を強化していきます。
■ 今後の展開
- 企業向け オーダーメイドVRフィールド のさらなる拡大
- 高所作業、閉所(confined space)作業、初期消火など
危険作業VRトレーニング のラインナップ拡充 - 複数人が同時参加できる マルチプレイ型訓練環境
- 3Dasset.ioとの連携による “現場データの資産化” 機能の強化
当社は今後も、産業現場の安全性向上と教育効率を最大化するため、
最先端の産業VRトレーニングの研究・開発を推進してまいります。