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AI損傷検知ツールが「剥離・鉄筋露出・遊離石灰」の面的損傷検出に対応しました

2026.07.23 開発

当社が提供するコンクリート構造物向けのAI損傷検知ツール「LiDAR Damage Detection」をアップデートし、これまでのひび割れ(クラック)に加えて、剥離・鉄筋露出・遊離石灰という面的な損傷の検出に対応しました。撮影した1枚の写真から、線状の損傷と面的な損傷を同時に抽出できます。

サンプル画像を使って、ブラウザ上でそのままお試しいただけます。

▶ https://lidar-damage-detection.com/app

解析結果の画面。ひび割れ(赤)と剥離(橙)を同時に検出し、種別ごとの色分け・信頼度・面積を一覧で表示します(画面はサンプル画像・寸法はスケール入力後の参考値)

背景 ― 点検写真の一次仕分けに時間がかかっている

コンクリート構造物の点検では、現地で撮影した大量の写真を損傷の種類ごとに人の目で仕分けし、調書にまとめる工程が大きな負荷になっています。従来このツールが検出できたのはひび割れのみで、剥離や鉄筋露出といった面的な損傷は、結局すべて目視で拾い直す必要がありました。

今回のアップデートは、この一次仕分けをAIが下ごしらえし、技術者が判断に集中できる状態をつくることを狙ったものです。

今回のアップデート内容

  1. 面的損傷の3種類を新たに検出
    • 剥離・鉄筋露出・遊離石灰を検出する専用のAIモデルを追加し、既存のひび割れ検出と組み合わせた2段構成にしました。1回のアップロードで、線状の損傷と面的な損傷の両方が抽出されます。
  2. 撮影画像とAI解析結果を見比べられる比較スライダー
    • 画面中央のつまみを左右に動かすと、元の写真とAIの解析結果がその場で切り替わります。「AIが何をどう見たのか」を確認しながら作業できます。
  3. 損傷種別ごとの色分けと信頼度の表示
    • ひび割れ/剥離/鉄筋露出/遊離石灰を色で描き分け、それぞれに検出の信頼度を表示します。検出結果は一覧表としても確認でき、面積の概算値を併記します。
  4. 点検調書PDFへの反映
    • 出力されるPDFの損傷図・写真台帳に面的損傷の欄を追加し、種類・面積・信頼度を記載します。損傷度の区分は写真だけでは確定できないため、あえて空欄とし、技術者による判断を前提とした様式にしています。
ひび割れの寸法・損傷度に加えて、面的損傷の種類・面積・信頼度を記載します

ご利用にあたって
本ツールは点検業務の一次スクリーニングを目的としたものです。撮影条件によっては、微細な損傷や低コントラストの損傷を検出できない場合があります。損傷の有無および損傷度の最終的な判定は、点検技術者による確認を前提としてご利用ください。

あわせて ― インフラ点検の実務解説コラムを公開中

定期点検要領や実務の進め方についての解説記事を、当社サイトで公開しています。点検業務に携わる方の実務にお役立てください。

▶ https://lidar-damage-detection.com/column/

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